資源国はレートが暴落しにくい

「高金利通貨=発展途上国」のイメージが強く、「いくら金利が高くても、内政が不安定だから暴落する」と考えがちです。

しかし、常に日本よりも数%高い金利のオーストラリアは資源国です。ボーキサイトでは独占、金、鉛、鉄鉱石、亜鉛、オパール、タングステンなどの鉱産物は世界トップクラスの産出量を誇ります。

石炭やニッケルでも主要産出国としての実績があり、これらの天然資源をオーストラリアから購入するには、オーストラリアドルが必要です。

そのため、仮にオーストラリアドルが暴落しても、輸出額が増やせば、オーストラリアドル高にレートを調整することができます。これがオーストラリアドルが安全とされる理由です。

また、不況で株や先物からマネーが離れることがあります。このとき、上昇するのが現物商品の金価格です。金を諸外国へ輸出している国々で、レートが高くなりやすいです。このため、間接的に「不況=オーストラリアドルが買い」と考えられています。

景気が低迷すると、ただでさえ低い日本の金利は0%に近づいていきます。そのときは資源国のオーストラリアに投資するのが、FXで稼ぐルールとも言えます。

FXではクリックするだけでオーストラリアドルを買えます。FX会社は初心者セミナーなどを開講しているFX会社を選ぶと、きちんとFXの勉強ができます。

オーストラリアはスワップ狙い

FXとは証拠金を差し入れ、その数倍の規模で売買ができる為替取引ですが、一切売買をせずに、ただ金利だけを手に入れる「スワップ」が人気を集めています。

これはオーストラリアの3~8%で推移する高い金利だからできる技です。日本よりも何倍も高い金利をずっと保持しているので、日本円をオーストラリアドルに換えるだけで、金利差益が手に入ります。

オーストラリアドル/円の変動率は、年間で上下約20%ほどありますので、放置するといつの間にか損をするリスクは捨て切れませんが、2008年の金融危機が追い風となり、金利差益を狙った長期保有目的の買いが特に増えました。

オーストラリアドルは2008年から2009年に、92%増の1,779万枚でFX売買高の上昇をけん引きし、米ドルに次いで、オーストラリアドルの売買高は第2位にもなっています。

円が下落に転じると、ドル売り円買いが優勢になり、円が強くなると、オーストラリアドルに買いが集まります。短期的な収益を狙う人でも、金利狙いのスワップ派として、オーストラリアドルを持っている人は多いです。

7.25%まで戻る高金利通貨

2000年以降のオーストラリアドルの政策金利を見ても、平均で5%を超えています。7%以上になった期間も続き、他の通貨ペアと比較しても非常に人気の通貨です。

オーストラリアは安定性に優れ、理想的な経済成長をしています。これは世界で有数の鉱山資源国であることが起因しています。

世界同時不況のときも他国の影響をあまり受けませんでしたし、欧米のような地政学リスクがないのも功を奏しました。

2008年9月の世界的な金融危機による市場の信用収縮で、政策金利が少し低下しても、まだまだ高い水準を保っています。

オーストラリアドルの政策金利は2007年に7.25%まで上昇しました。今後の金利はこの水準までゆっくりと戻っていくと考えられています。

日本の金利は0.1~0.75%を彷徨っており、オーストラリアの金利を抜かすことは20年先まであり得ないでしょう。大量のスワップポイントを獲得できる状況であれば、FXでオーストラリアに投資するのが楽しみでもあります。

ユーロは豪ドルよりも動きが荒い

ユーロ(EUR)はEUの共通通貨とされていますが、EU参加国27ヶ国すべてが使っているのではなく、半数以上の16ヶ国が使う通貨です。

スワップポイントは豪ドルに比べて低いですが、市場規模が大きい割に値動きが荒くて、個人投資家にも人気です。

EU参加国でもイギリスやポーランドなどはユーロを使わず、独自の通貨を使用しています。EU諸国のユーロ使用国として代表的なのが、フランス、ドイツ、イタリア、ベルギー、スペインなどです。

このように多くの国が絡むことから、素早く政策に取り組めない弱点を持っています。そのため、初心者は「ユーロは16ヶ国の経済事情を踏まえるべき」と思ってしまいそうです。

もちろんそれに越したことはないでしょうが、現実的には難しいでしょう。ユーロ使用国の中でも経済格差はもちろんあり、ドイツがリーダー格ですのでドイツの指標のみを追えばこと足ります。ドイツに次ぐ主要な国はフランスです。

シンクタンクのIFO経済研究所によるドイツ企業の景気をリサーチした「IFO景況感指数」のチェックがおすすめです。ユーロの通貨政策をドイツのフランクフルトにあるECB(欧州中央銀行)が行っていることも、ドイツがユーロを牽引していることと関係しています。

ただし、ユーロを含む通貨ペアはやっかいな動きをします。まずはユーロ/米ドルで考えてみると、ユーロ/米ドルはトレンドが大きく転換して、また元に戻るといった方向性に乏しいことも多いです。

このような予想と反する動きをしてしまうことを「フェイル」というのですが、ユーロ/米ドルはこのフェイルが多いです。逆にフェイルを狙った投資もおもしろいです。